このガイドでは、Sankaに接続したClaudeやCodexに依頼しながら、商品・SKU・単価・在庫数のマスタをCSVでインポートし、商品データとして管理する流れを説明します。
例として、美容雑貨・サロン用品卸の「春風ビューティー株式会社」が、既存のスプレッドシートから商品マスタ、販売価格、仕入価格、ロケーション別の初期在庫をSankaに取り込むケースを使います。AIに事前確認を依頼し、人が内容を確認してからインポートする進め方です。
全体の流れ
商品マスタは、商品名だけでなく、SKU、販売価格、仕入価格、税区分、ロケーション別在庫まで含めて整理します。
- CSV確認: 商品、SKU、価格、在庫、重複候補、不足項目を確認します。
- 商品インポート: 商品レコードを作成・更新します。
- 在庫インポート: ロケーション別の在庫数を登録します。
- 運用確認: 見積、受注、発注、在庫管理で使う項目がそろっているか確認します。
Sankaでは、商品レコードを見積、受注、発注、在庫、請求の基礎データとして使います。AIに依頼するときも、まずCSVの内容を確認し、インポート前にSKU重複や価格の不足を整理します。
始める前に
次の準備ができているか確認してください。
- SankaにClaudeまたはCodexを接続している
- 商品マスタCSVと、必要に応じて在庫CSVを用意している
- SKU、品番、商品IDなど、商品を一意に特定できる列がある
- 販売価格、仕入価格、税区分、単位など、後続業務で使う項目が決まっている
- 在庫を管理するロケーションがSankaに登録されている
- CSVインポートを実行できる権限がある
まだAIエージェントを接続していない場合は、Claude 設定方法 または Codex 設定方法 を先に確認してください。
1. AIにCSVの事前確認を依頼する
ClaudeやCodexで新しいチャットを開き、CSVの列名と数件のサンプルを共有して確認を依頼します。
/sanka 商品マスタと在庫データをCSVでSankaにインポートしたいです。列名、商品レコードに入れる項目、在庫レコードに入れる項目、SKUや品番の重複、価格や税区分の不足、ロケーションに紐づけられない行を整理してください。まだインポートは実行しないでください。
商品マスタと在庫データをCSVでSankaにインポートしたいです。列名、商品レコードに入れる項目、在庫レコードに入れる項目、SKUや品番の重複、価格や税区分の不足、ロケーションに紐づけられない行を整理してください。まだインポートは実行しないでください。
Sankaに取り込む前の商品CSVを確認CSVの列名を確認しました。商品向けの列、在庫向けの列、SKU重複候補、価格やロケーションの不足を分けて整理できます。インポートはまだ行いません。
追加で確認したいことを依頼...
この時点では、まだレコードを作成しません。AIには次の観点も確認してもらうと安全です。
- SKUや品番が重複していないか
- 商品名の表記ゆれがないか
- 販売価格、仕入価格、税区分が入っているか
- 在庫CSVのロケーション名がSankaのロケーションと一致しているか
- 在庫数がマイナスや空欄になっていないか
- セット品や部品構成が必要な商品があるか
2. 商品CSVを整える
まず、商品レコードとして登録するCSVを用意します。
商品名,SKU,販売価格,仕入価格,税区分,単位,仕入先
プロ用ドライヤー HD-200,HD-200,18000,12000,10%,台,ハナ資材株式会社
店販用ヘアブラシ HB-40,HB-40,2400,1200,10%,個,ハナ資材株式会社
商品マスタには、見積や受注で使う販売価格と、発注や原価管理で使う仕入価格を入れておくと、後続業務に進めやすくなります。
既存商品を更新する場合は、商品ID、SKU、品番など、更新対象を特定できる列を含めます。商品名だけで更新すると、表記ゆれや同名商品で意図しないレコードを更新する可能性があります。
3. 商品をインポートする
商品CSVを確認したら、Sankaで商品レコードをインポートします。
- 商品オブジェクトを開きます。
- 画面右上の「インポート」をクリックします。
- CSVファイルをアップロードします。
- CSV列とSankaの商品プロパティを対応づけます。
- 新規作成または更新を選択します。
- 更新の場合は、商品ID、SKU、品番などのキープロパティを選択します。
- 内容を確認してインポートします。
商品構成やセット品を扱う場合は、商品を登録したあとに親商品と子部品を紐づけます。詳しくは、商品オブジェクト の「商品構成を管理する」を確認してください。
💡
商品画像をまとめて登録する場合は、先に商品マスタをインポートしてから CSVインポート の商品画像一括アップロード手順を使うと、SKUや商品IDで画像を紐づけやすくなります。
4. 在庫CSVを整える
ロケーション別の初期在庫を登録する場合は、商品を特定する列、ロケーションを特定する列、数量を含めたCSVを用意します。
SKU,ロケーション,在庫数
HD-200,東京倉庫,12
HD-200,大阪倉庫,8
HB-40,東京倉庫,36
在庫CSVでは、商品とロケーションを正しく紐づけることが重要です。SKUとロケーション名で紐づける場合は、商品CSVとロケーション名の表記が一致しているか確認します。より安全に進める場合は、商品IDやロケーションIDを使います。
5. 在庫をインポートして確認する
在庫CSVを確認したら、在庫または入出庫のインポートでロケーション別の数量を登録します。
- 在庫または入出庫の対象画面を開きます。
- インポートからCSVファイルをアップロードします。
- 商品、ロケーション、数量、日付の列をマッピングします。
- 初期在庫として登録するか、入庫履歴として登録するかを確認します。
- インポート後、商品別・ロケーション別の在庫数を確認します。
AIに依頼する場合は、次のように伝えます。
/sanka 在庫CSVをSankaにインポートする前に、SKU、ロケーション、在庫数を確認して。商品に紐づけられない行、ロケーションに紐づけられない行、数量が空欄またはマイナスの行を一覧にしてください。まだインポートは実行しないでください。
6. 商品マスタを管理する
インポート後は、商品、在庫、ロケーションの一覧でデータを確認します。
確認する項目は次の通りです。
- SKUや品番が重複していないか
- 販売価格、仕入価格、税区分が入っているか
- 商品が正しい仕入先に紐づいているか
- ロケーション別の在庫数が正しいか
- 見積、受注、発注、請求で使う項目が不足していないか
- セット品や部品構成が必要な商品に構成が設定されているか
CSVインポート全体の流れは、CSVインポート も確認してください。
チェックポイント
AIが確認した内容や、インポート後の修正履歴はログで確認できます。誰がどのCSVを使い、どの商品・在庫レコードを作成・更新したかを追える状態にしておくと、あとから価格や在庫差異を修正しやすくなります。
ログを検索すべてのアクションすべての日付
商品テーブルや在庫テーブルでも、SKU、価格、ロケーション別在庫を確認できます。
商品と在庫は同じCSVでインポートしてもよいですか
商品マスタと在庫数は分けてインポートする運用がおすすめです。先に商品を登録してから、商品IDやSKUを使って在庫をロケーションに紐づけると、マッピングミスを減らせます。
SKUがない商品はどうしますか
SKUや品番など、商品を一意に特定できる値を先に決めてください。商品名だけで更新や在庫紐づけを行うと、同名商品や表記ゆれで誤った商品に紐づく可能性があります。
初期在庫と入出庫履歴はどう使い分けますか
運用開始時点の在庫残高だけを登録する場合は初期在庫として登録します。入荷や出荷の履歴を残したい場合は、入出庫として日付、商品、ロケーション、数量を記録します。
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