このガイドでは、SankaのCSVインポートでレコードを一括作成・更新する流れを説明します。企業、連絡先、商品、受注、請求など、オブジェクトごとに分かれていたCSVインポート手順をまとめて確認できます。
まずClaude / CodexでCSVインポートを確認する
CSVインポートは、Sankaに接続したClaudeやCodexに事前確認を依頼してから進めると安全です。対象オブジェクト、CSV列名、マッピング候補、作成/更新の判断、重複候補、不足項目を先に整理します。
/sanka CSVインポートを進めたいです。対象オブジェクト、CSVの列名、Sankaプロパティへのマッピング候補、作成/更新の判断、重複しそうなレコード、不足項目を整理してください。まだインポートは実行しないでください。
CSVの内容やマッピングに不安がある場合は、まず数件だけでテストし、問題がなければ全件をインポートします。ClaudeやCodexが取得・更新できる範囲は、接続しているユーザーの権限に従います。
対応オブジェクト一覧
CSVインポートは、次のオブジェクトで利用できます。
| 種別 | 対応オブジェクト |
|---|
| 顧客・営業 | 企業、連絡先、取引 |
| 商品・在庫 | 商品、ロケーション、在庫、入出庫 |
| 販売・請求 | 見積、受注、サブスクリプション、メーター、売上請求、入金 |
| 購買・支払 | 発注、支払請求 |
| 組織・業務 | 従業員、勤怠、経費、契約、タスク |
| 会計・その他 | 伝票、仕訳、カスタムオブジェクト |
CSVを用意する
インポートするCSVには、1行目に列名を入れます。列名はSankaのプロパティ名に近い名前にしておくと、マッピング時に確認しやすくなります。
会社名,メールアドレス,電話番号,担当者
ミドリサロン株式会社,info@example.jp,03-0000-0000,田中
既存レコードを更新する場合は、更新対象を特定できるIDやユニークな値をCSVに含めます。たとえば企業なら企業ID、商品ならSKU、受注なら受注番号など、運用で一意に管理している列を使います。
サンプルCSVから試す場合は、企業CSVインポート用サンプル をダウンロードし、列名や値を自社データに置き換えてください。
WebアプリでCSVをインポートする
Webアプリから手動で進める場合は、AIで準備したCSVやマッピング方針を確認しながら、画面上でアップロードとマッピングを行います。
- インポートしたいオブジェクトの一覧画面を開きます。
- 画面右上の「インポート」をクリックします。
- インポート元でCSVファイルを選択します。
- CSVをアップロードします。
- マッピング画面で、CSV列とSankaプロパティを対応づけます。
- 新規作成または更新を選択します。
- 更新の場合は、対象レコードを特定するキープロパティを選択します。
- 内容を確認してインポートします。
- インポート後、対象オブジェクトの一覧でレコードとステータスを確認します。
親会社/子会社をCSVで設定する
企業階層のような特殊な更新も、CSVインポートで対応できます。親会社/子会社を設定する場合は、企業レコードを先に登録し、親会社を指定する列を使って既存企業を更新します。
CSVには、最低限以下の2列を用意します。
- 更新対象の企業を特定する列(例:企業ID)
- 親会社を指定する列(例:親会社)
この例では、0001 を親会社として登録済みの企業、0002 を子会社として登録済みの企業とし、0002 の親会社に 0001 を指定します。
インポート時は、CSVの「親会社」列を、企業と企業をつなぐアソシエーション(例:親会社/子会社)にマッピングします。子会社を新規作成しながら紐づけるよりも、先に企業を登録してから、次のCSVで階層だけを更新する運用がおすすめです。
特殊なCSVインポート
通常のレコード作成・更新に加えて、次のようなCSVインポートは事前確認を入れて進めます。
- 企業階層: 親会社/子会社のアソシエーションを更新します。
- 商品構成: 商品やBOMを扱う場合は、商品コードや親子関係が一意になるように整理します。
- 在庫・入出庫: ロケーション、商品、数量、日付の整合性を確認します。
- 発注・支払請求: 仕入先、商品、金額、税、支払条件を確認します。
- カスタムオブジェクト: 対象オブジェクトのプロパティとキープロパティを先に確認します。
エラーと履歴を確認する
インポート後は、成功件数、失敗件数、エラーファイルを確認します。列名の不一致、必須項目の不足、IDの不一致、重複候補がある場合は、CSVを修正して再インポートします。
エラーの見方は、CSVインポート・エクスポートに関するエラー対処 を確認してください。
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商品画像を一括アップロードする
商品オブジェクトでは、各商品レコードに画像を登録できます。画像が多い場合は、一覧画面からまとめてアップロードしたり、1つのプロパティに複数枚保存できる画像グループを使ったりすると、管理がスムーズになります。
画像グループプロパティとは
画像グループは、1つのプロパティに複数の画像を保存できるプロパティタイプです。通常の画像プロパティ(1枚のみ)と使い分けることで、商品ページ用の写真、細部写真、パッケージ写真などをまとめて登録できます。
画像グループプロパティを作成する
- 画面左下の「ワークスペース」を開き、「オブジェクト管理」をクリックします。
- 一覧から「商品」を選択し、右上の「新規」をクリックします。
- プロパティ名を入力します(例:商品画像)。
- タイプで「画像グループ」を選択し、「作成」をクリックします。
- 作成したプロパティをレコード作成フォームやビューに表示したい場合は、「ビュー/フォームの管理」で追加してください。
商品画像を一括アップロードする
一括アップロードでは、画像ファイル名と商品レコードのプロパティ値を照合して画像を紐付けます。作業前に、次の点を確認してください。
- 画像を保存するプロパティ(画像または画像グループ)を用意します。
- 照合に使うテキストプロパティを決めます(例:レコードID、SKU、品番など)。
- 照合キーはユニークな値になるプロパティを選び、複数の商品に誤って紐付くのを防ぎます。
- 商品オブジェクトの一覧画面を開き、右上のアクションメニューから「画像をアップロード」をクリックします。
- 「画像プロパティ」で、画像を保存したいプロパティを選択します。複数枚をまとめて登録したい場合は画像グループを選びます。
- 「テキストプロパティ」で、画像を紐付けるための照合キーを選択します。
- 画像ファイル名を、選んだテキストプロパティの値に合わせて準備します。ファイル名の拡張子(.jpg / .jpeg / .png)を除いた部分が照合に使われます。
- 画像をドラッグ&ドロップするか、クリックして選択します。
- ファイル一覧を確認し、「画像をアップロード」をクリックします。
例:テキストプロパティに「商品ID」を使う場合
| 商品ID(レコード側) | 画像ファイル名 |
|---|
| 001 | 001.jpg |
| 002 | 002.png |
| 003 | 003.jpeg |
1つのレコードに複数の画像を登録する
同じ商品に複数の画像を入れたいときは、**画像プロパティで「画像グループ」**を選択してください。そのうえで、同じ照合キーに対して複数の画像ファイルを用意します。
2枚目以降は、ファイル名の末尾に番号を付けて区別します。Sankaは末尾の「-数字」「_数字」を除いた部分で照合するため、ハイフン区切りの名前も使えます。
| 照合キー | 画像ファイル名 |
|---|
| 001 | 001.png |
| 001 | 001-1.png |
| 001 | 001-2.jpg |
照合キー自体にハイフンが入っている場合でも、最後の番号だけが区切りとして扱われます。たとえばSKUが ABC-1 の場合は、ABC-1.jpg、ABC-1-2.jpg のように付けられます。
アップロード後に確認する
アップロードが完了したら、対象の商品レコードを開き、選択した画像プロパティに画像が反映されていることを確認します。画像グループの場合は、同じプロパティ内に複数の画像が並んで表示されます。
うまく反映されないとき
- 画像ファイル名がテキストプロパティの値と完全一致しているか確認してください。前後の空白や全角/半角の違いにも注意します。
- 照合に使うテキストプロパティが空のレコードには紐付きません。
- 対応形式は
.jpg / .jpeg / .png です。ほかの形式はアップロードできません。
- 同じキーを持つ商品が複数ある場合、該当するすべての商品に同じ画像が登録されます。
掛け率テーブル(価格表)を設定してCSVでインポートする
企業オブジェクトの掛け率テーブルでは、商品の価格設定や割引率を管理できます。商品ごと、または取引先ごとに適用される掛け率を一覧で管理することで、販売価格を計算しやすくなり、価格管理を効率化できます。
掛け率テーブルを設定する
まずは、掛け率テーブルのプロパティを作成し、企業オブジェクトのフォームに設定します。
- ワークスペースから「オブジェクト管理」を開き、企業を選択します。
- 企業オブジェクトのプロパティ設定で「+ 新規」をクリックし、プロパティを作成します。
- プロパティ作成画面で必要事項を入力します。
- 名前: 掛け率テーブルのプロパティ名
- 内部名: 掛け率テーブルのシステム内部名
- タイプ: 価格表
- 「保存」をクリックします。
- 企業オブジェクトのビュー設定からフォーム管理を開き、作成した掛け率テーブルのプロパティをフィールドに追加します。
掛け率テーブルのモードを選ぶ
掛け率テーブルには「企業共通」と「商品別」の2つのモードがあります。
企業共通 の掛け率は、取引先企業単位で設定され、その企業全体に適用される割引率や価格倍率です。
商品別 の掛け率は、商品ごとに設定される割引率や価格倍率です。特定の商品カテゴリーや個別商品に適用できます。
商品ごとの掛け率は商品の特性や市場価格に基づいて設定し、企業ごとの掛け率は取引規模や企業との関係性に基づく条件として設定します。
企業共通モードを手動で更新する
- 該当の企業レコードを開きます。
- 掛け率テーブルのプロパティでモードを選択します。企業共通 を選択します。
- 割引率を設定します。
- 掛け率テーブルを保存します。
- 最後にレコード全体を保存します。
企業共通モードをCSVで更新する
- CSVファイルを準備します。更新インポートの場合は、企業レコードIDが必須です。
Sankaのテンプレート も参考にしてください。
- 企業オブジェクトの「インポート」からインポートを開始します。
- インポート元で「CSV」を選択し、該当のCSVファイルをアップロードします。
- CSVヘッダーとSankaのプロパティをマッピングします。
- 企業のレコードID: 「レコードID」
- 掛け率: 「掛け率テーブル」
- レコードのインポート方法を選択します。既存レコードを更新する場合は「レコードを更新」を選択し、参照プロパティに「レコードID」を選択します。
- インポートする内容を確認し、間違いがなければ「インポート」をクリックします。
商品別モードを手動で更新する
- 該当の企業レコードを開きます。
- 掛け率テーブルのプロパティでモードを選択します。商品別 を選択します。
- 適用価格または割引率を入力します。どちらかを入力すると、もう一方は自動で計算されます。
- 商品ごとに掛け率テーブルの保存ボタンをクリックします。
- 最後にレコード全体を保存します。
商品別モードをCSVで更新する
-
CSVファイルを準備します。1企業につき商品ID・掛け金額が複数ある場合は、セミコロン区切りで1行に記載します。
例: 企業レコードID
1 に対して、商品ID 15 の掛け金額が 300 円、商品ID 16 の掛け金額が 300 円の場合は、商品IDと掛け率金額をそれぞれ 15;16 / 300;300 のように1行にまとめて記載します。
Sankaのテンプレート も参考にしてください。
- 企業オブジェクトの「インポート」からインポートを開始します。
- インポート元で「CSV」を選択し、該当のCSVファイルをアップロードします。
- CSVヘッダーとSankaのプロパティをマッピングします。
- 企業のレコードID: 「レコードID」
- 掛け率商品ID: 「掛け率テーブル - 商品」
- 掛け率金額: 「掛け率テーブル - 価格」
- レコードのインポート方法を選択します。既存レコードを更新する場合は「レコードを更新」を選択し、参照プロパティに「レコードID」を選択します。
- インポートする内容を確認し、間違いがなければ「インポート」をクリックします。
