インセンティブオブジェクト概要
インセンティブの考え方、作成ボタンがない理由、月次運用フローをまとめたガイドです。
インセンティブオブジェクトとは
インセンティブオブジェクトは、営業成果に対する支給額を管理するためのオブジェクトです。
画面上で1件ずつ手入力する前提ではなく、ルールに沿って自動計算した結果を記録する設計になっています。2026年2月11日時点では、一覧画面での閲覧・絞り込みは可能で、計算や承認などの操作はAPI経由の運用が中心です。
現時点の提供範囲
ご質問のとおり、現在のUIでは以下はまだ提供していません。現時点では、次のAPIを使って実行します。
- ルール作成:
POST /api/v1/incentives/plans
- 計算実行:
POST /api/v1/incentives/calculate
補足:
- ログイン済みセッションとワークスペースコードが必要です。
- 一覧画面(プロセス > インセンティブ)は、現時点では結果の閲覧・絞り込みを主目的とした画面です。
作成ボタンがない理由
インセンティブは、以下の条件を固定して毎月再計算できることが重要です。
- どの期間を対象にしたか
- どのルール(プラン)を使ったか
- どの受注/入金レコードから算出したか
この一貫性を保つため、通常のオブジェクトのような「新規作成」ボタンは置かず、計算処理からレコードを生成する方式を採用しています。
そのため、画面に「作成」ボタンがなくても仕様どおりです。
受注ベース/入金ベースの違い
インセンティブルールは、基準イベントを2種類から選びます。
- 受注ベース: 受注確定を基準に計算
- 入金ベース: 入金実績を基準に計算
どちらを使うかで、同じ担当者でも対象レコードや計上タイミングが変わります。
まずは自社の評価ルール(受注時点で評価するか、入金時点で評価するか)を決めてから運用を開始してください。
月次の運用フロー
- インセンティブルールを作成
率(% / 固定額)、最低金額、上限、適用期間を設定します。
- 対象月で計算を実行
例: 2026-02 のように月単位で実行します。
- ドラフトを確認して承認
金額や対象担当者を確認し、問題なければ承認します。
- 支給バッチを作成
承認済みレコードを月次バッチにまとめます。
- バッチ承認・支給済みに更新
経理/管理側で最終承認し、支給完了として確定します。
ステータス管理
インセンティブは次の状態で管理します。
- draft: 計算後の下書き
- approved: 承認済み
- paid: 支給済み
- reversed: 取消/調整済み
運用上は、draft -> approved -> paid が基本フローです。
支給後の訂正が必要な場合は、取消(reversed)で履歴を残して調整します。
権限の考え方
一般的な運用イメージは以下です。
- 営業担当(Rep): 自分のインセンティブを閲覧
- マネージャー(Manager): チーム分を確認・承認
- 経理/管理(Finance): ルール管理、バッチ確定、支給確定
誰がどこまで操作できるかは権限設定に依存します。
本番運用前に、承認フローと責任範囲をあわせて定義してください。