AIは、CRM・請求・会計をまたぐ業務の「次の一手」を提示し、実行までつなげられると強力です。一方で、判断根拠が追えない、承認が飛ばされる、データ参照範囲が曖昧なまま実行されると、監査・コンプライアンス・運用のリスクになります。Sankaは、AIの提案と実行をポリシー・承認・監査証跡の中で運用できるように設計されています。
AIが「何を、いつ、どこまで」実行できるかを決め、重要な変更は承認を必須にします。
閾値や例外条件に応じて承認回付し、判断の履歴を残して説明可能にします。
何が変わったか、誰が承認したか、どの入力で判断したかを追跡できる状態にします。
AIガバナンスは「1つの機能」ではなく、実運用を成立させるための制御面の集合です。
| 統制の面 | なぜ必要か | 例 |
|---|---|---|
| ポリシーチェック | 不正・不適切な実行を防ぐ | 必須項目が欠けた支払条件変更をブロック |
| 承認ゲート | 財務・コンプラのリスクを下げる | 割引の閾値超過で財務承認を要求 |
| 監査証跡 | 判断を説明可能にする | 差戻し(clawback)の承認者と時刻を記録 |
| 決定論的な実行 | 自動化を予測可能にする | 二重請求を避けるための冪等実行 |
[提案] 「Acme」の請求条件を更新
-> 理由: 契約更新
[待機] 承認が必要: 支払条件の変更
[承認] 財務マネージャー
-> 更新を適用
-> 監査証跡に記録
見積→受注→請求、調達→支払、決算まで、同じ統制パターンを適用できます。
下書き、承認、実行の権限を役割で分離し、責任範囲を明確にします。
金額・条件・例外に応じて承認を要求し、意思決定を標準化します。
入力・判断・出力のつながりを残し、説明可能な運用にします。
まずは1つの自動化から始め、統制と再現性を確認してから対象を広げます。
参考: Developer API