多くの企業がSalesforceからHubSpotへの移行を検討・実施する中で、技術的な手順だけでなく、「いかにチームとして移行をやりきるか」が重要な論点になっています。
本記事では、「SalesforceからHubSpotへの移行オンライン講座」の内容を元に、SalesforceからHubSpotへの移行プロジェクトをどう進めるべきかを、実践的に解説します。
講師紹介
講座の講師を務めたのは、株式会社サンカ代表取締役の金海寛(キム・ヘガン)。
SalesforceとHubSpotの両方に精通し、従業員数〜500名規模の中小・中堅企業に多数の導入実績を持つプロフェッショナルです。
- Salesforce/HubSpot両方の設計・運用に精通
- 製造業・サービス業・小売/卸など、幅広い業種に対応
- Sanka ERPツールを活用したコスト削減支援の専門家
講座の目的:移行を「やる」だけでなく「やりきる」
この講座の目的は単なるデータ移行の方法を学ぶことではありません。
移行を通じてチームの業務設計を見直し、HubSpotを活用する基盤を整えることに主眼を置いています。
具体的には、以下の状態をゴールとしています:
- Salesforceからの移行プロセスを理解している
- Salesforceのデータエクスポートが完了している
- HubSpotへのデータインポートが完了している
この一連の流れを体験することで、単なるシステム変更にとどまらず、チーム内の認識統一や業務フローの整理にもつながります。
結果として、HubSpotのスムーズな導入・定着が実現しやすくなります。
講座の特徴:ブートキャンプ形式で実践的に進行
この講座は、以下の点が特徴です:
- 単なる移行ノウハウではなく、業務全体の再設計までサポート
- 実務に即したテンプレート・チェックリストを活用
- プロジェクトの進行を見える化し、各フェーズを確実に完了
講座内で何度も繰り返し伝えたのは、「やるだけでなく、やりきる準備を整える」というメッセージです。
部分最適な移行ではなく、部門横断的な業務改善を同時に進めることで、HubSpot導入のROIを最大化します。
講座の対象者
この講座は、以下のような方に向いています:
- Salesforceの運用コストや使い勝手に課題を感じている企業担当者
- CRM移行プロジェクトを任されているPM/IT責任者
- MA/CRMの移行ノウハウが不足している情報システム部門の方
- 営業・マーケティング・カスタマーサクセスなどでコスト削減を考えている部門責任者
逆に、以下の方にはこの講座は向いていません:
- SalesforceまたはHubSpotの基本的な使い方だけを知りたい方
- 現時点でMA/CRM移行をまったく検討していない企業